車のシートは傷対策が重要！ダメージへの対処法も要チェック

1-1.経年劣化

シートがダメージを受ける最初の原因は、経年劣化です。何度も車に乗っていると、体の重みやこすれで、シートが傷んできます。以上の繰り返しで、シートの革が段々と傷んでくるのです。

経年劣化の要因として、乗り降り時に起きる体のこすれや、走行中の体重移動などが考えられます。とくに体重移動によるシートへの影響は、ドライバー本人が実感しにくいでしょう。実際はコーナリングでの体の傾きや、発進や加減速時に重力で体が動き、シートにこすれています。

このようなことから、から車を長く使っている以上、シートがダメージを受ける状態は避けられません。

1-2.チャイルドシートの脱着

チャイルドシートの脱着によっても、車の座席を傷つけることがあります。特殊なアイテムの装着や取り外しによって、生地がこすれるためです。とくにレザーシートは素材がデリケートであるため、車内用アイテムによって、傷がつきやすいといえます。

チャイルドシートに限らず、荷物の積み下ろしには、注意が必要です。人間だけでなく、ものを受けることによるシートへの負担があります。以上を考えても、子どものためにチャイルドシートを使う場合、座席の早期劣化が気になるでしょう。専用保護マットを用いるなどして、なるべくダメージを抑えることが大切です。

1-3.間違った手入れや掃除

車の手入れや掃除のときに、シートを傷つけるリスクにも注意です。間違ったやり方によって、ダメージがついたり、損傷がかえって広まったりします。

たとえばシートの汚れを落とすときに、ゴシゴシと力強い拭き掃除をしないでください。とくにレザーシートだと、強い摩擦によって傷がつきます。中性洗剤によっても革との相性が悪いと、傷めてしまうでしょう。

手入れや掃除をするときは、道具とシート生地の相性に要注意です。

2-1.DIYで進める場合

傷の程度が小さい場合は、DIYでシートを直してもよいでしょう。ただし、補修には高度な技術を要するときもあります。自力での補修が難しい場合は、無理をせず業者に頼むほうが賢明です。

DIYで直すなら、まずシートの破れた部分をハサミで切って、きれいな円形にしましょう。次に、破損場所にスポンジや補修材を詰め込みます。最後に生地を穴の上に添え、接着剤を使ってくっつけてください。以上で補修が完了します。

このように、ダメージの小さなシートなら、自力である程度直せるかもしれません。

2-2.業者に依頼する場合

業者への依頼はお金がかかりますが、プロに修繕をまかせられるのがメリットです。この場合は予算を計算しつつ、施工業者と修繕内容を打ち合わせましょう。

たとえばシートに対する傷の規模がある程度小さければ、パテ修理で済み、コストも抑えられます。しかし複数箇所や広範囲のダメージがある場合は、シートそのものの張り替えもあるでしょう。この場合は、ある程度コストがかかりますが、新品のような仕上がりを期待できます。

業者依頼は、シートの傷に応じて柔軟に対応してもらえるのが利点です。

2-3.チャイルドシート使用時は保護マットで傷対策

チャイルドシートを使う場合は、シートに傷をつけない対策が重要です。そこで役立つのが、保護マットになります。チャイルドシート使用時に、シートの傷や汚れを防止できるのが特徴です。

専用保護マットは、ほかにもチャイルドシートの固定を助ける効果があります。すべり止めによって、座っている子どもの安全を守れるのです。子どもがいる家庭はチャイルドシートだけでなく、保護マットもセットで買いましょう。