車のレザーシートのお手入れや破れたときの対処方法は?詳しくご紹介

新車や中古車を購入し、数年が経つと、シートが劣化してきます。たとえば、長く座っている人の体の重みで「へたり」ができてしまったり、直射日光によってシートが色褪せてしまったり、そのほか内装における劣化が出てくるでしょう。

そこで、愛車を大切にしている人に向けて、レザーシートの特徴や普段からのお手入れ方法、また、壊れたときの対処法についてご紹介します。

1.車のレザーシートの特徴は?

まずは、レザーの特徴、メリットやデメリットについて簡単にご紹介します。

1-1.レザーシートのメリット

レザーシートの一番のメリットは「高級感」です。車のシートをレザーシートにする人の多くは、レザーシートでしか感じることのできない匂いや感触、そしてツヤに憧れます。

また、レザーは水が浸透しにくいのでシミになりにくく、子どもの食べこぼしやドリンクをこぼしてしまったときにも、拭き取ることで簡単に汚れを落とすことができるのも、メリットのひとつです。

1-2.レザーシートデメリット

デメリットとしては、意外にも耐久性がないことです。皮製品よりは摩擦には強いのですが、布シートと比べると、擦れやすく傷みが早くなります。また、レザーは気候とは正反対の肌触りとなり、夏は暑くなり、冬は冷たいというのもデメリットとなります。

2.車のレザーシートのお手入れ方法

次に、レザーシートをできる限り長持ちさせるために、普段からのお手入れ方法についてご紹介します。

2-1.丁寧なブラッシング

まず、シートに穴があいていないかを念入りに確認します。そして、洗浄剤をシートに直接スプレーし、できればレザーの毛穴に詰まった汚れやシミを落とすのに最適な馬毛ブラシで、優しく擦ります。

万一、シートに穴があいている場合は、直接シートにスプレーをするのではなく、ブラシにスプレーをかけて擦ります。最後にマイクロファイバークロスで拭いて乾かします。月に1度は、綺麗にお手入れすることをオススメします。

2-2.レザーコンディショナーでお手入れ

レザーコンディショナーは、レザー本来のもつ天然の油分を補うので、綺麗な状態が長持ちします。品質のいいコンディショナーである石油蒸留物やシリコン、ワックスなどを含まないコンディショナーを使うことが大切です。

まず、パッチテストとして目立たない場所にコンディショナーをつけます。変色やダメージがないことを確認した上で、全体にコンディショナーを適量塗り、マイクロファイバークロスやスポンジで優しく擦りつけます。

塗りすぎるとべたつきますので、余分な油分がつかない程度にしてください。その後は、日の当たらない駐車場などに車を移動し約1時間は乾燥させます。

3.車のレザーシートが壊れたらどうする?

レザーシートは何度も擦っているうちに傷ができてしまい、その部分が弱くなった上に、何かが引っかかってしまうことでも破けてしまいます。万一、車のレザーシートが壊れた場合の対処法をご紹介します。

3-1.自身で補修する方法

小さな破れの場合は、レザー補修キットを購入します。シートを綺麗にしたら補修用の当て布を傷の裏側に当てて、接着剤を周りにつけてシートに貼り付けます。

そして、コンパウンドをシートと同じ色になるように混ぜ合わせ、傷の隙間を埋めていきます。最後にコンパウンドに付属のシートを押し当てて、乾くまで待ちます。

また、シートに似た色で同じ質感のレザーパッチを購入し貼り付ける方法もありますが、補修キットを使うよりも、補修した場所が目立ってしまいます。

3-2.5cm以上の破れは専門業者にお任せする

補修跡を目立たなくしてほしい場合や5cm以上破れている場合は、専門の修理業者に補修してもらいましょう。

小さな破れであればご自身で補修も可能ではありますが、再び破けてしまい、どんどん破れる範囲が広くなってしまう可能性があります。

3-3.カビが生えてしまったらどうする?

万一、レザーシートにカビが生えてしまった場合は、放置せずにすぐに対処しましょう。ご自身で綺麗にする場合は、薬局でエタノールと酸素系漂白剤を購入しタオルなどに薬剤をしみこませて、トントンたたくようにして拭いてください。

その後、に水分を絞ったタオルで薬剤を拭き取ります。数回同じ作業を繰り返して、最後は乾いたタオルで拭いて乾かします。あまり効果がない場合は、専門業者にクリーニングをお願いすることをオススメします。

4.まとめ

車のレザーシートのメリットは高級感があり、デメリットは耐久性のなさというのがありました。車を購入するならレザーシートにしたいと思う人も多いのですが、デメリットである耐久性を高めるためには、日々のお手入れがとても大切になります。

また、万一破れてしまったり変色してしまったりした場合は、ご自身での補修も可能ではありますが、またすぐに修理が必要になってしまうこともあり、かえって手間がかかることもあります。

「A-LUCO-DESIGN」は、5年以上で約1,400台以上の補修を施工した実績のある会社です。とくに一般的な補修ではなく、修理部分のみを本革に張り替えるリペアをおこなっているので、破けている部分が多く、全張り替えに抵抗がある方にはオススメの施工方法です。車のレザーシートの補修業者を探している方は、ぜひ一度ご相談ください。